保健について

健康管理

お子さんの健やかな成長のために、体をたくさん動かして元気に遊び、安全な食材を使ったおいしい給食を食べ、睡眠や様々な活動など、生活のリズムを整えてまいります。

保健の年間行事予定

項目 対象 日程 内容
内科検診 全園児

0歳児

年2回
(4月・10月)
毎月1回
嘱託医の先生に保育園で検診をしていただきます。お子様の健康面でご相談があるときは、あらかじめ職員までお伝えください。
歯科検診 全園児 年1回
(5月頃)
嘱託医の先生に保育園で歯科検診をしていただきます。
身体測定
(身長・体重)
全園児 毎月1回 毎月第1週目に身体測定を行っています。「カウブ指数」「SDスコア」「肥満度」等チェックしています。
歯みがき指導 3・4・5歳児クラス
<歯科衛生士>
5歳児クラス
年1回(6月)

年1回(2月)

幼児クラスは歯科衛生士の方においでいただき、正しい歯の磨き方や歯の染出し、虫歯予防のお話しなど楽しく学んでいます。
手洗い指導 3・4・5歳児 年1回以上 「手洗いのうた」を習って、手洗いのチェッカーを使い、楽しく手の洗い方を学びます。

*保険指導は他にも、「熱中症予防」や「からだの仕組みを知る」など季節に合わせて行います。

内科検診園医 :百瀬医院院長 百瀬 真一郎 先生
歯科検診園医 :しまざき歯科医院院長 嶋﨑 公成 先生

保育園からのお願い

体調について

保育園で元気に遊ぶことができるかどうかは、健康であることが大条件です。しかし、保育園は集団で生活する場所です。子どもが集まるところは感染症などの病気が発生しやすい場所でもあります。

  1. 熱が38℃以上にあがったら、お迎えのお願いをさせていただきます。
  2. 学校伝染病の場合、治癒後の登園には医師による「意見書」または、医師の判断のもとで保護者が記入する「登園届」の提出が必要です。
    ※詳細は「感染症について」をご参照ください。

こんな時は保育園はお休みしてくださいね。

<体温>
・朝から37.5℃以上のお熱があるとき。
・24時間以内に38℃以上の熱が出ていた。
・24時間以内に解熱剤(内服または座薬)を使用している。
<下痢やおう吐>
・24時間以内に2回以上の水様性の下痢が出ていたり、24時間以内に2回以上のおう吐があるとき。
<咳・鼻水>
・夜間しばしば咳のために起きて、睡眠が十分にとれていない。
・鼻水や鼻汁が多く、呼吸が苦しそうなとき。
<発疹>
・原因のわからない発疹が出ているとき

感染症について

保育園では集団生活のため感染症が発生すると流行しやすくなります。
「学校保健法」において定められている「学校伝染病」にかかった場合、周囲の子ども達への感染予防の目的から、登園禁止期間が定められています。

インフルエンザ出席停止早見表

感染症回復後の登園に際して、証明書が必要な病気

医師による記入が必要な感染症はこちら

医師の診断を受けて保護者が記入する感染症はこちら

感染症対策について

「保育園における感染症ガイドライン」に沿って

保育環境の整備

*園舎内はこまめに清掃を行っています。拭き掃除やおもちゃの消毒には次亜塩素酸水(電解水)や、アルコール、ピューラックス(次亜塩素酸ナトリウム)溶液など用途に応じて使用しています。
*保育室には加湿器やプラズマクラスターイオン発生加湿空気清浄機を設置しています。

子どもの健康管理

*毎朝自宅での様子を保護者の方から伺います。いつもと変わったことがあれば、お知らせください。保育中は健康観察を行い、病気や体調不良の様子を早期発見してまいります。
さらに、園児一人一人の予防接種歴や感染症の罹患歴などもデータ化し、いざという時にはすぐ対応できるように準備しています。

手洗い・咳エチケットの指導

正しい手洗いの方法や咳エチケットについてなど年齢に合わせて指導しています。
食事の前やトイレの後、その他次の動作に移るときは、流水と石けんで手洗いをします。手拭きタオルは個人のタオルかペーパータオルを使用しています。

オムツ交換やおう吐処理について

オムツ交換は使い捨てのエプロンや手袋を着用しています。
おう吐時は、迅速な対応が必要なため各保育に「おう吐処理セット」を用意しています。集団感染予防のために研修を行い、職員一人一人がスキルを身につけています。

情報の共有

毎日、保健のボードでその日のお休みした園児の症状や、感染症の掲示をします。
感染症が流行りそうなときには、メール配信等でも保護者の皆さんに状況を迅速にお知らせします。

職員の健康管理

全職員の健康診断は毎年行っています。全職員のO157・サルモネラ・赤痢菌の細菌検査(検便)を毎月行っています。職員の予防接種の罹患歴もチェックしています。インフルエンザの予防接種も毎年実施しています。

食物アレルギーについて

<当園では、卵・乳アレルギー児を対象に除去食の提供を行っています。>

食物アレルギーのあるお子さまには、園に用意してある「生活管理指導表」を医師に記入していただき、除去食を提供しています。受診の際は、「食物負荷試験」を行っているアレルギーの専門医がいる病院を受診していただきたいと思います。
「生活管理指導表」は1年に1回提出していただきます。

入園後の流れ

1. 担任・栄養士・看護師との面談を行い、アレルギーの様子など伺います。
2. 毎月献立表を保護者の方に渡し、除去する食材のチェックを確認していただきます。
除去した食材については、代替食材を用意します。
*除去食の内容は、「完全除去食」を提供します。
3. 給食配膳時には、「除去食チェックカード」で3人の職員が確認して提供しています。
4. 食器、トレー、テーブルは個人用のもので提供します。

誤食を防ぐため、細心の注意を払って除去食の提供を行ってまいります。

薬の取り扱いについて

原則として内服薬の投薬は行いません。幼児クラス(3.4.5歳)の溶連菌感染症の場合、どうしても昼に与薬が必要な場合のみお薬をお預かりすることがあります。また、目薬・塗り薬など外用薬については、場合によってはお預かりすることがあります。薬を持っての登園については、看護師にご相談ください。
投薬の際には、書類が必要になります。

SIDS(乳児突然死症候群)について

SIDSとは、それまで元気だった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく、眠っている間に突然死亡してしまう病気です。

乳児突然死症候群について(厚生労働省)
日本SIDS・乳幼児突然死予防学会
NPO法人 SIDS家族の会

*保育園での対応

入眠と同時に睡眠センサーを胸に付け、保育士による目視とブレスチェック、睡眠センサーによる二重チェックで睡眠を見守ります。

*SIDSを防ぐには

  • 1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう。

医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。

  • たばこはやめましょう。

妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。

  • できるだけ母乳で育てましょう

母乳で育てることが赤ちゃんにとって、いろいろな点でよいことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんのほうがSIDSの発症率が低いことが分かっています。なるべく母乳で育てましょう。